「Iターンなんか絶対やめておけ」と言われて納得する人は、Iターンなんか絶対にやめておけ

「Iターンなんか絶対やめておけ」と言われて納得する人は、Iターンなんか絶対にやめておけ


Iターン(特に都心部で生まれ育った人が、地方に移住すること)に関してこんな記事を見つけました。

Iターンなんか絶対やめておけ

 

「Iターンなんか絶対やめておけ」と言われて納得する人は、Iターンなんか絶対にやめておけ

ところどころ思い込みというか真っ赤な嘘が書いてありますが、まぁ言いたいことはわからんでもないです。

精度の低い匿名記事なのでいくつか一応補足しておくと…

イケダハヤトはクラウドソーシングなどを活用してフリーで仕事をとれというが、残念ながら東京の発注主は東京近郊在住のフリーランスにしか仕事をよこさない。あったこともなければ、いざとなった時にあうのに莫大なコストがかかる人物に仕事を頼むほど、世の中のクライアントは甘くないのだ。

クラウドソーシングで稼いでいる地方の人は増加中です(ここら辺が参考になるかと)。まぁ簡単ではないですが、やり方次第ではなんとでもなります。少なくとも毎月3〜4万の収入を得る選択肢としては十分だと思いますよ。

浅築物件だとせいぜい東京より2割安い程度の家賃になる。

ここも概ねダウトでしょう。この人はどこの地方を見てるんだろうか…?ぼくが実際に住んだ街で比較すると、2LDK物件の場合、高知市は東京都多摩市の半額くらい、品川区の1/3くらいの家賃相場です。四国だと、松山市とかはもう少し安いみたいです。

イケハヤが「近所の人が野菜をくれる」なんて嘘を言っているが、よそ者にくれる野菜などもちろん無い。秋田県には上小阿仁村という、よそ者の医者を老害がいびって追い出し続けている、絵に描いたようなクソ田舎の無医村があるが、はっきり言って首都圏以外近畿圏以外の地方都市はあれよりマシという程度の排他性である。名古屋や京都ですらあやしい。

相当この人は嫌な思いをしたんだろうなぁw 高知では排他的な人にリアルで会ったことはないですね(ツイッターで変な人に絡まれたことがあるくらい)。

とはいえ東京にも排他的な空間があるように、すべての人・組織・地域がウェルカムなわけではないので、排他的な力学が掛かっているところを避けて活動するのは大切ですね。ちなみに山間部に住めば住むほど、野菜は買わなくても手に入ります。

更に地方は自動車必須になるので、自動車本体とその維持費がかかる。

これもダウト判定を下しておきましょう。高知市のようなコンパクトシティだと日々の生活で車は使いません。ぼくも移住して半年ですが、まだ車持ってませんし。高知市で暮らす場合は、必要なときにレンタカー借りれば事足ります。

 

失敗したとき、他人を恨むことになる

とまぁ、かなり思い込みが強い記事ではありますが、こういう記事を読んで「あぁ、やっぱりIターンはやめておこう」と思う人は、絶対にIターンはやめたほうがいいです。これは煽りとかではなく。その意味では、いい踏み絵になっている記事だとすら思います。

別に移住にかぎった話ではなく、「やるべきではない理由」「失敗した人の声」なんて用意しようと思えばいくらでも用意できるんですよ

転職でも起業でも結婚でも子育てでも、そういう話は山のようにありますよね。「起業なんて絶対にやめておけ」「結婚なんて絶対にやめておけ」「大企業を飛び出してノマドになるなんて絶対にやめておけ」という感じの記事をどっかで読んだことがあります。

本当になんでもそうなんですが、「絶対にやめておけ」と言われて納得するということは、どこかで自分に迷いがあるということです。そういう迷いを持ったまま、選択に足を踏み入れてしまうと、すぐに言い訳をするようになります。ネガティブ人間のできあがり。

いわく「やっぱりIターンはダメだ」「地域が悪い」「移住を煽るイケダはハーメルンの笛吹きだ」とかね。こういう人は、自分が下した決断の結果を、自己責任として引き取る覚悟が醸成できていないわけです。失敗したとき他人を恨む結果となるだけなので、絶対にやめたほうがいいです。エネルギーの無駄です。

 

別に東京に戻ればいいんじゃね?

もうすこし大きな視座でいえば、別にIターンに失敗したら、東京に戻ればいいと思いますよ。なぜ流動性が前提になっていないのか、ちょっと理解に苦しみます。

転職活動だって、入社してみていまいちなら辞めて転職しますよね。移住だってそれと同じでいいと思います。やっぱり住んでみないとわかりませんし。肌が合わなければ、同じ都道府県のなかでさらに移住するのもいいでしょう(二段階移住)。

 

ひとつ言えるのは、地方といっても本当に多様なので、自分のフィーリングに合う場所を探すべきです。ぼくは高知県がぴったりハマりました。そんなわけで、みなさんぜひ高知においでくださいませw

この記事を書いた人

イケダ ハヤト
イケダ ハヤトプロブロガーTwitter:@IHayato
1986年神奈川県生まれ。2009年に早稲田大学政治経済学部を卒業後、半導体メーカー大手に就職。と思いきや会社の経営が傾き、11ヶ月でベンチャー企業に転職。ソーシャルメディア活用のコンサルタントとして大企業のウェブマーケティングをサポートし、社会人3年目に独立。会社員生活は色々と辛かったので。2011年からはフリーランスのプロブロガーとして、高知県を中心にうろうろしています。著書に「年収150万円でぼくらは自由に生きていく(星海社)」「武器としての書く技術(中経出版)」「新世代努力論(朝日新聞出版)」などがある。